療育をするにあたり、必ず個別性があります。我が子に合った療育を行う必要があるのです。
療育、療育ってうるさいなーって思いましたよね、
はい、わたしも思っていました。自己流子育てでいけると思っていました。
ですが、
⇒自分だけの力では限界でした。助けを求めないとわたしがおかしくなるくらい
多動症の子育ては大変でした。
つまり
➩その子に合った子育てをした方がいいんです。子を育てることで大人も変わります。
⇩⇩⇩
新版K式発達検査2001というものの発達の検査にて4歳5か月が実年齢に対して、発達指数DQ86という結果。
3歳9か月レベルですね。8か月遅れの発達と判断されました。
DQについてはググってみてください。
ざっくり➩85~115が正常域。75~84が境界域。75未満が軽度の発達遅れだと説明を受けました。
息子の場合86だったので境界域ギリギリでした。
おおよそ2年後、小学校入学までにじっくり療育を行う必要性があると言われたわけですよ。
残り2年間と考えるか、2年もあると考えるか。➩2年もあると考えてください!!
大人の2年後と子どもの2年後の成長は比べ物にならないくらいですから。
検査をやった時期の息子の傾向⇩⇩
①つみきをマネすることができない。上下の注意力を払えない、視野が狭い。
②ビーズの紐通しを見本通りにできない。自己流で好きなビーズの形のものを通す。
ex】○☆♡〇☆♡のような順番に通してほしいところ、〇〇♡♡☆☆などと見本と違う順にしてしまう。)
③1つのおもちゃで遊ぶように説明しても、気になったら次から次へと遊びが変わる。
④視野があっちこっちにいっていろんなものを触るために体が動く。ふらふらする。体幹が安定しない。トランポリン1回飛んだだけで転ぶ。ぶらんこもうまく乗れない。食事中も横に倒れることが多かった→隣の人にぶつかる→隣にいたが姉がブチ切れる。
文字が枠の中にかけない。はみ出るかもしくは枠のサイズに合わせた文字がかけない。
「もっと大きく書けないの?きちんとなぞりなさい。」と怒ってしまうことが多かった。
我が子の場合、モンテッソーリ教育でだいぶ細かい手首から指先の動作は鍛えられていたが、上肢(腕)の使い方が下手くそでした。体の使い方がアンバランスでしたね。
➡室内の細かい遊びが多い保育園でした。散歩や外遊びの少ない保育園でした。
⑤どこか完ぺき主義なところがあり、みんなで踊る(保育園レベルの遊びおどり)とどこがLASTなのかわからないから、やらない。
(ここに関してはASD傾向)
⑥人に唾を吐く、蹴る、言葉が荒い、ちょっかいを出す。周りの子どもたちと作業ができないときがある。
⑦あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、何したいのか何を見てるのかよくわからない。
こういった行動が多かったですね。
①~⑦に対してどう対応したのか述べていきたいと思います。
①と②➡状況判断が困難である。同じようにできていないことに気付いていない。
⇒本人がわかっていない、気付いていないことに対しては責めるな!
⇒第一ステップ 「もう一度見てごらん。」と繰り返し伝えてあげる。⇦気付ける力はあります。
⇒第二ステップ 指をさして視線をずらしてあげる。具体的に教えてあげてください。
➩➩できたという成功体験を経験させてあげる➩➩次こそやれるかも!!🙌
③➡気になるんだから仕方ない。
⇒だからしかってもどうしようもない。
どんどんおもちゃを出してしまう➡でも片付けられない➡怒られる。負のスパイラルに陥る。
⇒第一ステップ たくさんのものを見せない。何個までおもちゃだそうかとこどもと一緒に決める。
⇒第二ステップ 場所を変える。たくさんのおもちゃがないお部屋に行く。
➩➩刺激をCutしてあげる。周りの人(親など)が環境を整えてあげることで一つのことで遊ぶことができ、満足感を得られるようになる。
④➡平衡感覚や動くための体のバランスが下手くそ。体幹で重力を感じにくい。
⇒第一ステップ OT(作業療法)に通って体幹の軸を体に覚えさせる訓練を行う。特殊なブランコやトランポリンを行い重力を感じさせてあげる。
⇒第二ステップ 文字の練習の時は、その子に合った枠のサイズで実施。細かい指の動き(巧緻動作)は得意であったが大きな動作が苦手だったので、小さい枠の中にうすーく文字を書いてなぞる練習をして字を覚えさせました。⇦普通の子はだいたい合わせられるんですよね。
➩➩遊びの中にジャンプをたくさん取り入れることや、その子に合った作業療法の訓練を行うことでかなり体幹バランスが鍛えられる。OT(作業療法士)さんに分析してもらってください!
⑤➡予定調和が困難。安心したことを望む。見通しが立たないと不安に陥る。見切り発車ムリ!
とりあえずやれ!!みたいな先生や指導者タイプの人とは合わない!こんな先生とは会わせない方がよい。ある意味、こんな先生とASDの子どもの組み合わせなら、どんどん子ども自身が自己嫌悪に陥る。
(補足:こういう先生や指導方法者と合うこどももいるよ。➡だから、先生や指導者は子どもの特性を見極める技術がいる!)
ステップなし。⇩
➩➩何度も見本、お手本を見せてあげる。LASTがこうだ!ということがわかると安心して行動ができる。これはASD(自閉症スペクトラム)の傾向が強いですね。
(我が子、ADHDとASDの混合なのでやややっかい。小学生でLD(学習しょうがい)併発か?と児童精神科の先生に相談したら➡ADHDとASDによる学習困難かもしれないと。)⇦ややこしい。
⑥➡人が嫌がっていることがよくわかっていない。つまり、実体験が足りていない。
⇒第一ステップ 何が嫌なことか具体的に説明する。
⇒第二ステップ 周囲と遊べないな、荒れてきそう、乱れてきたと感じたら少し離れて個別で遊ぶ。
お母さん同士でおしゃべりし続けない。こどもに集中する。そんなにお母さん同士で今話さないといけない内容じゃないでしょ。
➩➩先の予測をして親または周囲の人が行動をしていくこと。
繰り返し繰り返し教えていく。体験談を増やす。👈これ、誰でも一緒ですね。体験することが身に付くことの第一歩ですから。
⑦➡何したいんでしょうね?
ステップなし。
➩➩「何見てるの?何がしたいの?」積極的に聞いてあげる。
そして、「今はそっちじゃなくてこっちを見るといいと思うよ。」と誘導してあげる。
可能であれば、子どものしたいことを一緒に経験してあげてもよいと思う。
結局発達しょうがいはグラデーションと言い表すことが多い。
でこぼこなんです。得意不得意あります。不得意なところで修正が必要なのであれば、支援してあげてください。人の特性を理解できるような大人ってすばらしいですよ。
人間は長所を伸ばしていくことができます。短所、不得意な分野は基本、平均がMAXです。
何かの平均以上を求めるのであれば、得意分野を伸ばしていく方が早いですね。
不得意なものが実は得意分野だったなんてこともあります。でもそれに気付くことができなければ意味はない。
➩➩だーかーらー、いろんな経験を増やしてあげる!!!経験値が上がると見えてくることも変わる。
ただ、ASDの子どもにとりあえず、やれ、は厳しいことかもしれません。
コメント
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